仮想化対応を強化
AMDがクアッドコア Opteron発表、インテルXeonと激突へ
2007/09/11
日本AMDは9月11日、同社として初めてクアッドコアに対応した新しい「AMD Opteron プロセッサ」を出荷開始した。電力消費当たりのパフォーマンスでインテルのXeonプロセッサを上回るとして「本当の意味でのクアッドコアの設計を実現した」(米AMD 上級副社長 兼 CTO フィル・へスター《Phil Hester》氏)としている。
出荷開始したのは2.0GHzの2350、8350と低消費電力モデルの8347(1.9GHz)など。2.5GHzまでクロック周波数を高めたハイパフォーマンスモデルも年内中に出荷開始する予定。プロセッサ内部で使用していない部分の電源をオフにする「AMD CoolCore Technology」などの省電力技術を新たに盛り込み、電力当たりのパフォーマンスを高めた。

AMDによると従来のデュアルコア AMD Opteronと2350を比べたベンチマークでは、平均して54%の性能向上があるという。また、インテルのXeon 5345と比べた場合では、平均26%の性能向上が見込めるとしている。
新Opteronの特徴は仮想化技術のサポート強化。従来はソフトウェアが行っていた仮想化環境のメモリアクセスをプロセッサが行う「Rapid Virtualization Indexing」を実装し、仮想化アプリケーション性能を向上させた。
価格は2350が389ドル、8350が1019ドルなど。
新Opteron搭載サーバはデルやサン・マイクロシステムズ、ヒューレット・パッカード、IBM、富士通などが年内にも製品化する計画。
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