Crusoe搭載のデータセンター向け小型サーバを米RLXが開発
2001/1/20
1月16日、米・テキサス州のRLX Techonologiesがローンチを発表した。同社のCEOはCompaq出身のGary Stimac氏、ほかにもSunやDellなど主要な企業から豪華なメンバーを経営陣に迎え、サーバ分野でビジネスを行っていく模様だ。
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経営陣も売り?RLX Techonologies |
「サーバを再定義する」という同社の最初の製品は、“Razor”というコードネームをもつラックマウント型サーバ。米Transmeta製のCrusoeチップ(x86)をベースとしており、OSはLinux、MicrosoftのWin2kなどに対応する予定だ。「革命的なこの“Razor”サーバ・プラットフォームは、インターネット・データ・センターへ効率化と利益をもたらす」(同社COOのMichael Swavely氏)という同製品は、容易なディプロイに加え、高性能、省電力、低熱稼働といった特徴をもつという。同社では、開発技術に関して特許を取得している。
NECのリコールなど、暗い話題の続いた米Transmetaは同社のローンチを歓迎し、RLX Techonologiesのリリースに米TransmetaのCEO、Dave Ditzel氏がコメントを寄せている。ノート型PCに関しては、ソニー、日立、富士通と日本の企業からは好意的な反応を得られたものの米企業は興味を示していなかった。RLXが成功すれば、小型ラックマウント・サーバで活路を見出せるかもしれない。実際、米のIT情報サイト「Redherring」(URL:http://www.redherring.com/)では、それ以外のサーバベンダーもCrusoeベースの同様のものを発表する計画があると報じられている。
RLXでは、現在プラットフォーム開発のベータ段階にあり、2001年前期内に製品発表することを目指している。
[関連リンク]
RLX
Techonologiesの発表資料
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(TechWeb/@ITNews)
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