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名前解決

更新日:2006/03/31

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 名前解決
システム移行のためにコンピュータに複数の名前を付ける
通常、NetBIOS名は1台のコンピュータにつき、1つしか定義することができない。 / システムの統廃合などのために、一時的に1台のコンピュータに複数の名前(NetBIOS名)を付けたいことがある。 / レジストリを操作することにより、コンピュータに対して別名を割り当てることができる。
LMHOSTSファイルの更新を即座に反映させる方法
LMHOSTSファイルを作成すると、WINSサーバが存在しない環境でもNetBIOS向けの名前解決が可能になる。 / このLMHOSTSファイルの内容を変更した場合、変更を反映させるため、通常ならコンピュータの再起動が必要になる。しかし、nbtstatコマンドを使用すると、再起動させずに、変更結果を即座に反映できる。
LMHOSTSのエントリ・キャッシュ・サイズを拡張する
LMHOSTSファイルでは、#PREキーワードを指定することで、エントリをキャッシュに読み込ませることができる。 / エントリ・キャッシュの最大値はデフォルトで100個である。通常はこれで足りるが、不足するならレジストリの設定変更によりエントリを増加できる。
hostsとlmhostsの違い
Windowsネットワークにおいて静的な名前解決を行う手段としては、hostsファイルとlmhostsファイルの2つがある。 / hostsファイルは、もともとはTCP/IPプロトコルで使われてきた名前解決手段であるが、現在ではNBT系のサービスでも利用されている、一番基本的な名前解決手段である。 / lmhostsファイルは、もともとはNBTプロトコルで利用されてきた名前解決手段であり、主にNetBIOS名とIPアドレスの対応付けを管理している。
リモート・ネットワークの名前解決をhosts/lmhostsで行う
hostsとlmhostsファイルは、Windowsネットワークにおける静的な名前解決のための手段である。 / VPNやRASを使ってリモートのネットワークへ接続する場合は、リモートのコンピュータの名前を解決するための手段を用意する必要がある。 / hostsやlmhostsファイルを使って静的な名前解決を行うようにすれば、DNSやドメイン・サフィックスの設定にかかわらず、正しくアクセスできるようになる。
LMHOSTSファイルのキーワードはすべて大文字で記述する
Windowsネットワークでは、LMHOSTSと呼ばれるファイルに名前解決用の情報を記述することができる。 / LMHOSTSファイルでは、#で始まるキーワードを指定することで、これを読み込むWindowsネットワーク・サブシステムに対し指示を加えることができる。 / これらのキーワードはすべて大文字で記述しないと、コメント行として無視されてしまう。


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