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ext2のファイルシステムをext3に変換するには
北浦訓行
2005/7/7
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最近は、デフォルトのファイルシステムとしてext3を採用しているディストリビューションが多い。そのためext3を使っている人が多いと思われるが、ext2のままで稼働させているシステムもあるかもしれない。
現在のファイルシステムは、dfコマンドを-Tオプションを付けて実行すると表示される。
$ df -T
Filesystem Type 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hda2 ext2 29753588 7626300 20591476 28% /
/dev/shm tmpfs 517012 0 517012 0% /dev/shm |
ext2のファイルシステムをext3に変換するには、tune2fsコマンドを使用する(ここではFedora Core 4を使用)。
# tune2fs -j /dev/hda2
tune2fs 1.37 (21-Mar-2005)
Creating journal inode: done
This filesystem will be automatically checked every 36 mounts or
180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override. |
次に、/etc/fstabの設定を変更する。
# This file is edited by fstab-sync - see 'man fstab-sync' for details
LABEL=/ / ext3 defaults 1 1 ←ext2をext3に変更
(省略) |
initrdイメージを使用しているシステムでルートファイルシステムを変換した場合は、initrdイメージを作成しなおさなければならない。
# mv /boot/initrd-2.6.11-1.1369_FC4.img /boot/initrd-2.6.11-1.1369_FC4.img.org ←オリジナルのイメージをバックアップ
# mkinitrd /boot/initrd-2.6.11-1.1369_FC4.img 2.6.11-1.1369_FC4 ←イメージを再作成 |
以上でext3への変換作業は完了だ。システムを再起動して、ext3でマウントされていることを確認する。
$ cat /proc/mounts
rootfs / rootfs rw 0 0
/dev /dev tmpfs rw 0 0
/dev/root / ext3 rw 0 0 ←ext3でマウントされている
(省略) |
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