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カーネルパラメータの値を変更するには
北浦訓行
2004/11/25
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カーネルパラメータは、/proc/sys以下のディレクトリにあるファイルを書き換えることで変更できる。具体的には、パラメータ名の「.」を「/」に置き換えて、先頭に/proc/sys/を付けると、そのパラメータを表すファイルとなる。例えば、ECNのオン/オフはnet.ipv4.tcp_ecnというパラメータで指定するので、「/proc/sys/net/ipv4/tcp_ecn」に対して、以下のようにして値を書き込む。
# echo 0 > /proc/sys/net/ipv4/tcp_ecn |
この方法では、システムを再起動すると設定が元の状態に戻ってしまう。システムを再起動しても設定の変更を反映させるには、/etc/sysctl.confに設定を記述する。
上記の設定を行う場合は、rootで/etc/sysctl.confを開き、以下のような記述を追加する。
/etc/sysctl.confの編集が終わったら、以下のコマンドを実行する。
# sysctl -p ←カーネルパラメータを設定
net.ipv4.ip_forward = 0
net.ipv4.conf.default.rp_filter = 1
kernel.sysrq = 0
kernel.core_uses_pid = 1
net.ipv4.tcp_ecn = 1 |
これで、システムを再起動してもnet.ipv4.tcp_ecnが「1」に設定される。
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