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ITサービスの裏側で動いている「システム」とは? 基礎用語を分かりやすく解説

スマートフォンアプリやショッピングサイトなどのITサービスの裏側では、さまざまな機器やソフトウェアを組み合わせた「システム」が動いています。

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※本稿は、SBクリエイティブ発行の書籍『AWS運用入門 改訂第2版(2025年7月18日発行)』の中から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部編集の上、転載したものです。

 スマートフォンにインストールして利用するアプリやWeb上で買い物ができるショッピングサイト、仕事で利用するアプリなど、ITサービスは私たちにとってなくてはならない生活インフラとして定着しています。

システムとは?

 ITサービスの裏側では、さまざまな機器やソフトウェアが動いています。具体的には、計算処理を行うコンピュータ(サーバ)とそれらを動かすソフトウェア(OS・ミドルウェア)、サーバ上での計算方法を定義するプログラム、データを保存するストレージ、サーバで処理したデータをITサービス利用者へ転送するルーターやネットワーク回線などが該当します。これらが互いに連携して動くことによってITサービスは提供されています。例えるならば、私たちが会社でさまざまな人と協力しながら仕事を進め、顧客に価値を提供しているようなイメージです。

 このようにハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データなどさまざまな要素をうまく組み合わせることで、全体として機能(サービス)を提供する仕組みをシステムと呼びます。システムはサービスを提供するユーザーに応じてBtoCシステム(一般ユーザー向け)、BtoBシステム(顧客企業向け)、社内システム(自社内向け)などと区別されます。

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システムの裏側とシステムの種類

書籍紹介

AWS運用入門 改訂第2版

AWS運用入門 改訂第2版

著者:山﨑翔平/小倉大/峯侑資

SBクリエイティブ 3,520円

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