Ruby開発者の挑戦をたたえる「Ruby biz Grand prix 2025」 エントリー企業を発表:RIZAPやSTORESなどの先進事例が集まる
Ruby biz グランプリ実行委員会は2025年8月1日、Rubyを活用した先進ビジネス事例を表彰する「Ruby biz Grand prix 2025」のエントリー企業を発表した。エントリーした17社は、どのような挑戦と技術で注目を集めているのか。
Ruby biz グランプリ実行委員会は2025年8月1日、プログラミング言語「Ruby」を活用し、新たなビジネス価値を創造するサービスや商品を展開している企業を表彰するビジネスコンテスト「Ruby biz Grand prix 2025」へのエントリー企業およびサービス事例を発表した。
同コンテストは、Rubyを活用することによるビジネス展開の優位性を国内外に広くアピールし、さらなる活用促進を目指すことを目的としている。
スタートアップから大手まで、Ruby活用の最前線が集結
審査の主な評価ポイントは、サービスの「新規性」「独創性」「市場性」「将来性」に加え、Rubyの技術的な活用や普及啓発への貢献度、さらには事業が社会にもたらす影響や波及効果などが含まれる。応募対象は、おおむね1年以上ビジネスが継続されている国内外の企業、団体、個人で、クラウド型SaaS(Software as a Service)やPaaS(Platform as a Service)、パッケージソフトウェアなど多様な形態が含まれる。
17件のサービス事例(提供企業名)は次の通り。
- アイブリー(IVRy)
- ourly(ourly)
- with(with)
- 魚ポチ(フーディソン)
- OPTIM Biz(オプティム)
- 口コミコム(mov)
- coorum(Asobica)
- 坂ノ途中オンラインショップ(坂ノ途中)
- STORES(STORES)
- CRM PLUS on LINE/Message Manager(ソーシャルPLUS)
- chocoZAP(RIZAP)
- トッツゴー(ネクスウェイ)
- B4A(B4A)
- リーナーサービスシリーズ(Leaner Technologies)
- Linc’well(Linc’well)
- Rentio/Rentify(レンティオ)
- ワンパンク(スマートバンク)
2025年9月上旬に審査委員会による選考が実施され、受賞企業が決まる。表彰式は2025年11月6日、島根県立産業交流会館(松江市)にて開催予定で、同日、同会場ではRubyの国際的な技術カンファレンス「RubyWorld Conference 2025」も開催される。
審査委員長には、Rubyの生みの親でありRubyアソシエーション理事長のまつもとゆきひろ氏が務める。その他にも、STORESの笹田耕一氏、マジセミの寺田雄一氏、KMCの中村建助氏、博報堂DYホールディングスの森正弥氏が審査委員として名を連ねている。なお、過去の大賞受賞企業には、タイミー(2024年)、ピクシブ(2023年)、Shippio(2022年)、ヤマップ(2021年)、クックパッド(2019年)などがある。
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