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「Visual Studio 2022 v17.12」の新機能「GitHub Copilotによるテストのデバッグ」とは?「デバッグスキル向上にも役立つ」

Microsoftは、「Visual Studio 2022」バージョン17.12で導入した「GitHub Copilot」によるテストのデバッグ機能を公式ブログで紹介した。

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 Microsoftは2024年11月28日(米国時間)、「Visual Studio 2022 バージョン17.12」(以下、Visual Studio 2022 v17.12)で導入した「GitHub Copilot」によるテストのデバッグ機能を公式ブログで紹介した。

GitHub Copilotがデバッグを包括的に支援、どうサポートするのか

 失敗した単体テストのデバッグは、開発スケジュールの遅延や生産性の低下につながる場合がある時間のかかるプロセスだが、Visual Studio 2022 v17.12では、このプロセスを効率化するソリューションとして、AI(人工知能)コーディングアシスタントであるGitHub Copilotによるデバッグ機能が導入された。


テストエクスプローラーの「Ask Copilot」ボタンが強調表示されたVisual Studio(提供:Microsoft)

 この機能により、デバッグ体験がより効率的でユーザーフレンドリーになると、Microsoftは述べている。テストエクスプローラーの「Ask Copilot」(Copilotに依頼)>「Debug with Copilot」(Copilotでデバッグ)ボタンをクリックすると、GitHub Copilotがデバッグを包括的に支援する。

 GitHub Copilotは、具体的なテストに合わせた詳細なデバッグ計画を提供し、必要なブレークポイントを設定し、次のステップを決定する上で重要な変数を監視する。デバッグセッションが進み、ブレークポイントにぶつかると、GitHub Copilotは監視した変数の値を分析し、デバッグを続行するか、問題のあるコードの修正を進めるかどうかのガイダンスを提供する。


テストエクスプローラーから「Debug with Copilot」(Copilotでデバッグ)を起動した後のGitHub Copilotチャット(提供:Microsoft)

 テストが合格するまで、GitHub Copilotと会話を続けられるので、プロセス全体がよりインタラクティブになり、デバッグ時間が短縮される。この機能は、洞察に富んだ提案やガイダンスを提供するので、デバッグスキルの向上にも役立つ。


デバッグセッションから変数が返された後のGitHub Copilotチャット(提供:Microsoft)

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