「原因追求型のフィードバックをされると、気がめいる」――2019年、Facebookで反響が多かった記事ベスト10:2019年を振り返る
2019年も、開発者、プログラマー向けの話題がたくさんありました。本稿では、2019年に@ITが公開した記事の中から、Facebookで反響を集めた上位10記事を紹介します。
2019年が終わり、2020年を迎えました。2019年のITにまつわる話題といえば、以下のようなものがありました。@IT読者の皆さまにとっては、どのような1年だったでしょうか。
- サポート終了が迫る「Windows 7」と「Windows Server 2008/2008 R2」への対応(関連記事:Windows 7/8.1/10のサポート期限早見表)
- 改元対応(関連記事:改元に伴うシステム改修関連の障害が17件 IPAが情報システム障害データを公開)
- 7pay/Omni7の個人情報漏えい問題(関連記事:【7pay、Omni7問題】企業、利用者、メディア、エンジニアは何を教訓にすべきか)
- リクルート個人情報販売問題(関連記事:リクナビだけじゃない――不正利用元年に理解すべき個人情報の概念と倫理)
- Amazon Web Services(AWS)の大規模障害
- ヤフーによるZOZO買収
- 消費税増税への対応
- HDD不正転売事件
- マルウェア「Emotet」への対応(関連記事:Emotetが2冠――「最も危険なマルウェア2019」を発表、ウェブルート)
本稿では、2019年1月1日〜2019年12月16日に@ITが公開した1526本の記事の中でも、Facebookで特に反響の多かった記事について、「Facebookのシェア数、いいね数、コメント数の合計」(以下、FB合計)を基に上位10記事をピックアップしました。
1位:原因追求型のフィードバックをされると、気がめいる
誰かからフィードバックを受けるとき、「なぜこんなこともできないの?」「なぜ失敗しちゃったの?」という「なぜ」を起点にしたフィードバックでは気がめいる……という話題を取り上げた記事が1位でした。周囲で「なぜ?」を多用している人に共有してみてください。良い変化につながるかもしれません。
1位:原因追求型のフィードバックをされると、気がめいる(FB合計:999)
部下や同僚にネガティブなフィードバックをしなければならないことがありますが、伝え方に気を付けないと、相手のやる気を削いだり人間関係を崩したりします。本来、どのようなコミュニケーションをとるべきなのかをエンジニア視点で考えてみました。
2位:ダイソーが6年でIT内製化、マイクロサービス化、サーバレスに成功した理由
アイティメディアが開催したイベントに登壇した「100円SHOPダイソー」を運営する大創産業の講演レポート記事が2位でした。ビジネスの変革が求められる一方で、ビジネスを支えるシステムの開発を外注すると、ビジネスをスピーディーに進められないという声が高まってきています。企業が「システムの内製化」を実現するために何をすればいいか模索する中で、先行事例に注目が集まりました。
2位:ダイソーが6年でIT内製化、マイクロサービス化、サーバレスに成功した理由(FB合計:905)
アイティメディアが開催した「ITmedia DX Summit 2019年秋・ITインフラ編」の特別講演にダイソーの丸本健二郎氏が登壇。内製化によって、データ管理基盤の最適化、高度化を図ったいきさつと結果について講演した。
3位:期待のサービスはなぜ「総売り上げ3万5400円」でクローズに至ったのか
立ち上げたサービスをクローズして、なぜ成功できなかったのか考察した講演のレポート記事が3位でした。タイトルが全てです。赤裸々に振り返っているので暖かい目で読んでみてください。
3位:期待のサービスはなぜ「総売り上げ3万5400円」でクローズに至ったのか――失敗から学び成長するための6項目(FB合計:789)
「失敗の振り返り」は、同じ間違いを繰り返さないために必要なことだが、できれば避けて通りたいツラい作業。2019年4月24日に開催された「明日の開発カンファレンス」では、貴重な「公開振り返り」が行われた。
1位〜10位のまとめ
ここまで1位〜3位の発表でした。1位〜10位は以下の表にまとめました。
@ITは2020年で20周年を迎えます。@ITではこれからも開発者、プログラマーをはじめ、ITに関わる皆さまに役立つ情報を、取材や連載を通じて紹介していきます。2020年も@ITをよろしくお願いします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.