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AWS、VerizonやKDDIと提携して5Gエッジコンピューティングの「AWS Wavelength」を発表AWS re:Invent 2019(2/2 ページ)

Amazon Web Services(AWS)は2019年12月3日(米国時間)、Verizon、Vodafone、KDDI、SK Telecomと提携し、5Gのエッジコンピューティングサービス「AWS Wavelength」を提供すると発表した。5Gで広がりが期待される、遅延に敏感なエッジアプリケーションへの対応を目的としている。

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 AWSはまずVerizonとの提携により、AWS Wavelengthのサービスを提供開始した。MECではAT&Tが2019年11月、Microsoftとの提携で、Microsoft Azureによる5Gネットワークエッジコンピューティングの提供を発表した。だがVerizonは、自社が世界で初めて5Gネットワークエッジコンピューティングを提供する企業になったと発表している。

 AT&Tのプレスリリースでは展開状況について、「2社はNetwork Edge Compute(NEC)技術の選択的なプレビュー提供を始めようとしている」と現在進行形で表現しており、明確に示すのを避けていた。一方Verizonは、既にシカゴで限定顧客を対象に、サービスを提供開始したという。顧客として同社は、ビデオゲーム企業のBethesda Softworksと、NFL(National Football League)を挙げている。

 AT&Tでは、用途に応じてトラフィックの優先度を制御するネットワークスライシング技術を適用し、Wavelength拠点までの通信で、用途に応じたQoSを実現すると説明した。


Verizonはネットワークスライシングで、MEC拠点までの遅延を制御する

 Vodafone(欧州)、KDDI(日本)、SK Telecom(韓国)におけるAWS Wavelengthの提供は、2020年中を予定する。AWSは、これら以外の事業者にも、このサービスを広げていきたいとしている。

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