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Webアプリ開発の常識、バリデーションとテンプレートWebアプリの常識をJSPとStrutsで身につける(7)(2/3 ページ)

本連載は、JSP/サーブレット+StrutsのWebアプリケーション開発を通じて、Java言語以外(PHPやASP.NET、Ruby on Railsなど)の開発にも通用するWebアプリケーション全般の広い知識・常識を身に付けるための連載です

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【2】Action Formの編集

 通常はorg.apache.struts.action.ActionFormを継承してActionFormを作成しますが、Validatorを使用する場合はorg.apache.struts.validator.ValidatorFormを継承して作成します。以下の内容をActionFormに追加してください。

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【3】Validator設定ファイルの作成(validation.xml、validator-rules.xml)

 先ほどStruts設定ファイルに追記したValidator設定ファイルについて説明します。

 Validator設定ファイルは、検証ルールの定義と検証の適用の有無を設定するファイルです。どのフォームの、どのプロパティに、どの検証ルールを適用するのか設定します。今回は、InputFormの「name」というプロパティにrequiredルール(未入力チェック)を適用した場合、以下の記述となります。

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 そのほかの検証ルールに関しては、先ほどの表1をご確認ください。

【4】メッセージリソースファイルの編集(application.properties)

 下記の内容はrequiredルールのエラーメッセージを表しています。メッセージの{0}にはValidator設定ファイルで指定した「inputForm.name」が表示されます。

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 一般的にテンプレートとは、必要な情報を入力して作成するうえで“ひな型”となる定型的なデータやファイルのことを指します。

 テンプレートは電子メールや、ワープロなど、ユーザーが文書を作成するソフトウェアであらかじめ用意されていることが多く、ユーザーの用途に応じてテンプレートそのものを追加・編集することなどもできます。

 皆さんが普段目にしているWebページは、先ほど説明したテンプレートと、画面やデータベースから取得したデータとを組み合わせて出力しています。この仕組みを「テンプレートエンジン」といいます。

図2 テンプレートエンジンの仕組み
図2 テンプレートエンジンの仕組み

テンプレートエンジンの役割

  • データを取得
  • ソーステンプレートを処理して画面を構成する処理
  • テンプレートとデータを組み合わせてWebページを出力

テンプレートデザインとスタイルシート

 しかし、Webサイトを構築する際に一番気にする部分がデザインです。テンプレートエンジンは、デザインにこだわろうとすると、ソースのメンテナンスが非常に大変になります。そこで、使用すると便利なのがスタイルシート(CSS)です。

 スタイルシートCSSとは、HTMLやXMLの要素をどのように修飾(表示)するかを指示する仕様のことで、使用することで、ソースメンテナンスが楽になり、さらにソースの構成が見やすくなります。

 さらに、ページを表示するメディアに合わせてスタイルシートを切り替えることで、メディアごとに表示を変化させることができます。

 こういったテンプレートエンジンは最近ではCMSやグログでも必須の機能となっています。

 次ページでは、Strutsのタグライブリを使ってテンプレートエンジン機能を実装し、さまざまなテンプレートエンジンのフレームワークを紹介します。

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