「信頼」を軸に日本の金融DXをけん引する、NECソリューションイノベータの信念事業規模のダイナミズム×ベンチャー的な挑戦文化+思いやり

メガバンクの大規模プロジェクトも、先端技術を活用したチャレンジングな試みも、ここでなら経験できる。

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» 2025年06月24日 10時00分 公開
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 かつてはIT活用に保守的と見られたこともあった金融業界だが、そんな話も今は昔となった。今や金融業界こそがトップランナーとなり、日本全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)をけん引する領域が増えている。

 金融サービスに対するニーズの多様化を受け、金融機関は店舗中心のビジネスモデルからデジタル中心のビジネスモデルへと急速に移行している。また、フィンテック企業やネオバンクなどの新規参入が相次ぐ中、既存の金融機関もAI(人工知能)やクラウド、ブロックチェーンなどの技術を積極的に導入してこれに対抗する構図だ。さらには、従来の枠にとらわれない非金融サービスも次々に打ち出して事業を拡大している。

 NECソリューションイノベータは、こうした金融機関の長年にわたるビジネスパートナーとして、DXの取り組みに伴走している。総勢600人のエンジニアを擁する金融ソリューション事業部門がその中核を担う。

 同部門の小林隆介氏は、こう語る。

 「私が率いる第一金融ソリューション統括部は、メガバンクおよび地域金融機関向けのアプリケーション開発を主に担い、メガバンクのインフラを担う第二金融ソリューション統括部、保険・証券・信託銀行のシステムインテグレーションを担う第三金融ソリューション統括部と共に、国内の金融業界を全方位でサポートしています」

photo NECソリューションイノベータの小林隆介氏(金融ソリューション事業部門 第一金融ソリューション統括部長)

三井住友海上の生成AI活用プロジェクトで大きな貢献

 三井住友海上火災保険と取り組んだ「事故対応業務への生成AI活用」は、NECソリューションイノベータの強みを発揮したプロジェクトだ。

 これまで保険契約者から三井住友海上火災保険の保険金お支払センターに寄せられる通話内容は担当者が経過記録としてシステムに手入力し、多大な手間と時間がかかっていた。また、一部の契約者からのカスタマーハラスメントによる心理的負担を軽減するため、実態を把握して組織的に対応することで、事故対応業務に関わる担当者全体のエンゲージメントを向上させる必要があった。

 三井住友海上火災保険とNECソリューションイノベータは、課題解決に向けた共同プロジェクトを始動。NECの音声認識技術を利用して、契約者との通話内容をテキスト化すると同時に、生成AIによる文書要約技術を活用した経過記録業務のサポートシステムを開発するに至った。

 この結果、保険金お支払センターの担当者が効率的かつ安心して事故対応に携われる環境を実現し、お客さま対応の品質向上にも貢献した。

 「経過記録業務を本システムで効率化することで、年間約29万時間分の業務量削減が見込まれています。カスタマーハラスメント対策では、悪質クレームのキーワードを検知して自動で上司に連絡が入る自動検知と、担当者自らが上司に通知する能動通知の機能を実装することで、担当者の心理的安全性の確保と業務へのモチベーション向上に寄与しています」(小林氏)

 NECソリューションイノベータと金融機関による共創プロジェクトは、近年さらに多様化し、拡大している。

 「私たちの直接のクライアントは金融機関ですが、業界の垣根を越えたDXのニーズが急速に高まっており、金融機関とその先にいる多様な業種のお客さままで巻き込んだ、従来の金融の枠にとどまらない協業や共創が増えています」と語るのは高倉祐子氏だ。

 「サプライチェーンをまたいだ企業間の決済を一貫して行うプラットフォームの開発」「CO2排出量を可視化する環境対応システム」「企業間のマッチングを促進するビジネスマーケットプレース」など、非金融領域において新たな事業モデルやサービス創出を目指したプロジェクトでNECソリューションイノベータが果たした役割は大きい。

 「企業間の決済を一貫して行うプラットフォームのプロジェクトでは、PoC(概念実証)の段階から参画し、『お客さまが本当に使いたいと思う仕組みとは何か?』をクライアントと深く考え抜く伴走型のスタイルで開発を進めました。当社のチームにAIやデータ分析基盤の構築を専門としているメンバーが在籍し、データ活用による業務変革や意思決定支援にも取り組んでいます。私たちは単なるシステム受託開発にとどまらず、クライアントのビジネスや社会課題に向き合い、ITを武器に価値を共創するパートナーとしての役割を果たしています」(高倉氏)

photo NECソリューションイノベータの高倉祐子氏(金融ソリューション事業部門 第二金融ソリューション統括部 ディレクター)

エポックメイキングなプロジェクトに臨む独自の企業文化

 ここで改めて考えてみたい。金融機関にICTソリューションを提供するSIベンダーやソフトウェア開発会社は日本全国に数多ある。そうした中、なぜNECソリューションイノベータは、単なる「発注側」と「受注側」といった関係性を超え、金融機関と一体となってエポックメイキングなプロジェクトに臨めているのだろうか。

 大前提としてあるのは、金融機関から寄せられている絶大な信頼だ。

 「当社は1975年の設立以来、全国の金融機関向けにITサービスを提供してきました。メガバンクをはじめ保険会社や証券会社、地域金融機関向けに40年以上の実績があり、お客さまとの深い信頼関係を築いてきました」(小林氏)

 強調しておきたいのが、その長い歴史を通じて培われ、NECソリューションイノベータのDNAに深く刻まれてきた企業文化だ。

 「当社の特異点は、『事業規模のダイナミズム』と『ベンチャー的な挑戦文化』が共存していることです。大手企業や社会インフラを支えるようなミッションクリティカルなプロジェクトを多数手掛け、一人一人が責任ある立場で大規模な変革に関わるチャンスがあります。一方、現場にはスピード感やチャレンジを是とする文化が根付き、『やってみよう』という精神を尊重して、手を挙げた人に大きな裁量が与えられています」(高倉氏)

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技術とビジネスの両面でプロフェッショナルを目指す

 小林氏も高倉氏も、NECソリューションイノベータの特異とも言える文化の中で経験を積み、現在のキャリアを築いてきた。

 1999年に新卒で入社した小林氏は、デバイス開発を主体とするプラットフォーム事業部に配属され、NEC製のモバイル端末、携帯電話の開発に従事した。

 2005年に社内のキャリア・マッチング制度を活用して、自ら手を挙げて金融ソリューション事業部門に異動。メガバンク向けの大規模システム開発を数多く経験し、2017年に親会社のNECへの出向を経て、2019年に帰任。2025年から現職の統括部長を務める。

 「北海道から沖縄まで全国拠点に約200人の部下を持つ統括部長として、メガバンクや地域金融向けのシステムインテグレーション事業を担当しています。事業拡大のための戦略立案、組織運営、人材育成の他、IT人材確保に向けたブランディング活動、人的資本経営タスクフォース、全国拠点が一体となって対応するマルチサイト施策の推進などを担っています。必然的に責任が重くなりましたが、大きなやりがいを感じます」(小林氏)

 一方の高倉氏は、入社して3年間は地方銀行向けのオープン勘定系システムの開発に従事し、金融業務知識と開発スキルを習得。その経験を生かして証券系プロジェクトにも参加し、異業態への対応力も養った。

 以降の約13年間は、大手金融機関における外国為替事務システムのマイグレーションプロジェクトに従事。要件定義、設計・開発、運用保守までを担当して、業務全体を俯瞰(ふかん)する視点とプロジェクトマネジメントスキルを習得した。現在は約30人のメンバーが在籍するチームの組織長として、複数の金融機関向けアプリケーション開発プロジェクトを統括する。

 「携わってきたさまざまなアプリケーション開発やプロジェクトマネジメントの経験と知見を土台としながら、現在はより『経営視点・組織視点』での意思決定を行えるポジションです。現場メンバーの声に耳を傾け、ボトムアップの動きを組織全体に反映させ、チーム全体のパフォーマンスを向上させる過程は、非常に大きなやりがいを感じています」(高倉氏)

 もっとも、キャリアに対する志向は人それぞれだ。特定分野の技術スペシャリストとして高みを目指したいと考えるならば、その道で自分を磨くことも可能だ。NECソリューションイノベータは、技術とビジネスの両面でプロフェッショナルを目指せる育成風土がある。自分が目指す方向性で、自分がなりたい像に向けてステップアップしていける。

 「私が一緒に働きたいと考えるのは『思いやりがあり、自分の考えを明確に伝えられる人』です。思いやりはメンバーへの配慮だけでなく、お客さまやビジネス課題まで想像できる力です。相手の立場に立って考えられる人は信頼されます。多様な価値観を持つチームとして、意見の違いを恐れずにぶつかってくれる人も歓迎します。仕事は一人では決して完結しないからこそ、互いをリスペクトしながら、意見を交換して励まし合う仲間を求めています」と高倉氏は呼びかける。

 小林氏も「お互いを認め、助け合い、柔軟に働くという制度と風土が当社は根付いています」と続ける。

 「システムは人々の生活を豊かにする『思いやり』そのもの。システムを生み出す側も、豊かな気持ちを持って健やかな状態で仕事に従事すべきだと考えています。価値観や生活スタイルが多様化する中、働きやすい充実した制度をうたう企業が増えていますが、制度を使う『人』がどうあるかが重要です。男性の育休取得をはじめ、家庭事情などによるリモートワークへの切り替えや有休取得といった制度を私たちは積極的に活用しています」(小林氏)

 日々の業務に加えて頻繁に開催する社内イベントなどを通じ、役職問わずフラットな関係性が生み出すポジティブな空気感がNECソリューションイノベータにはある。時には切磋琢磨(せっさたくま)し、時には制度を積極的に利用しながら助け合い、まるで「第二の家族」のような心地良い関係性の中で業務にまい進できる。

 「相手の期待や思いにどれだけ真摯(しんし)に向き合えるか」というスタンスで、金融の世界で新たなチャレンジを望むならば、NECソリューションイノベータは自らの成長のためにこの上ない舞台となるに違いない。

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提供:NECソリューションイノベータ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2025年7月14日