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コンテナ型データセンターで
ビジネスチャンスを逃さない
〜Sun Modular Datacenterなら短期間で
ITの競争力を取り戻すことが可能〜

景気が底を打ったのではないかという報道も目にするようになってきた。しかしこれまでの不況のため、IT部門はコストカットのため設備施設をスリム化してきている。多くの人が景気の回復に確信をもったとき、経済のあらゆる局面で需要が爆発的に増大することが予想される。これは業種をとわず大きなビジネスチャンスである。コストカットのためにスリム化されたIT部門はこのビジネスチャンスを捕まえようとする企業に貢献することが可能だろうか。サーバやストレージを増強しようにも、データセンターの建築には2〜3年かかってしまう。データセンターの増強がやっと終わったときに、また景気の波が下降していたら、データセンターへの投資は企業の損益に致命的なダメージを与えかねない。このような、IT投資に対する企業の悩みを一気に解決する方法がある。それが今回紹介するSun Modular Datacenterである。

    クラウド時代のIT投資

 「いま、積極的に大型IT投資はできない。しかし景気回復が見えてきたら一気にITを増強し、企業の競争力を維持しなければならない」。そう考えているCIOは多いだろう。この課題への回答のひとつがクラウドコンピューティングである。とはいえ、各ITベンダがクラウドに取り組み始めたばかりであり、大きな本格的なビジネスシステムをクラウドで構築した成功事例もあまりない現時点で、一足飛びに全IT投資をクラウドに集中するのもリスクが高い。そのため、各企業のCIOは従来型のデータセンターとクラウドとの中間形態ともいえるプライベートクラウドに大いに注目をしている。

 プライベートクラウドであれ、従来型のITインフラであれ、ビジネスチャンスを逃さないためのひとつの大きな壁が、データセンターの新設に伴うコストと時間である。データセンターを新規に立ち上げるには、建物の設計、建設など多くの工程が必要で、2年から3年がかかることも珍しくない。これでは経営陣が求める、迅速で短期集中したIT投資に応えることはできそうもない。

    迅速なIT投資とその投資の回収にはコンテナ型データセンターがお勧め

サン・マイクロシステムズ マーケティング統括本部 プロダクト・ストラテジック・マーケティング本部 専任部長 寺島義人氏

  「そこで、私たちは、Sun Modular Datacenterを使用した、きわめて迅速なデータセンター構築と、短期間での投資回収をお勧めしています」。 

 こう話すのは、サン・マイクロシステムズ マーケティング統括本部 専任部長 寺島義人氏である。Sun Modular Datacenterは、米Sun Microsystems社が2006年に発表して大きな話題となった、コンテナ型データセンターである(なお、発表時点では「Project BlackBox」と呼ばれていた)。

 「通常では2〜3年はかかるデータセンター構築が、Sun Modular Datacenterを使うことで、事前調査などを含めても10カ月程度に短縮できます。通常のデータセンター構築に比べはるかに短い期間で、IT投資を有効活用できるようになるわけです。床面積の有効活用、消費電力の低減という観点からも、優れたソリューションです」(寺島氏)。

 単年度で調達可能なSun Modular Datacenterは、建物の新設では調達期間が複数年度になるのに比べると、企業財務の観点からもより導入しやすいソリューションといえる。

  ここで、Sun Modular Datacenterの主な特長を見てみよう。

  1. 短期間・低コストで設置でき、迅速なデータセンター展開が可能(「Just-In-Time Datacenter」)
  2. 高密度(15m2に1Uサーバ280台を集積可能。従来型データセンターでは120m2以上が必要)
  3. 高効率(冷却のための電力量費を40%削減。CO2排出量で16.4%の削減効果)
  4. 輸送が容易(輸送用コンテナと同規格)
「Sun Modular Datacenter」。コンテナの中にデータセンターを詰め込んだ革新的な製品だ

 以下、コンテナ型データセンターにより、なぜこのような優位性を獲得できるのかを見ていこう。

 Sun Modular Datacenterの大きな特長は、建物建設を伴うデータセンターに比べ、ケタ違いに短期間・低コストで調達できることである。この迅速なデータセンター展開が、Sun Modular Datacenterにより得られるもっとも大きなメリットである。

 例えば、米スタンフォード線形加速器センター(SLAC)では、従来2〜5年を要したデータセンター構築期間を、Sun Modular Datacenterの導入により数カ月に短縮できたという。

 このほか、ベルギーHansen Transmissions、オランダRadboud University Nijmegen Medical Centre、ロシアMobile TeleSystemsが、Sun Modular Datacenterを導入して迅速なデータセンターを構築してビジネスの競争力を高めている。一部の報道で日本の導入事例が取り上げれられていたことを記憶されている読者も多いだろう。

“コンテナ型データセンター”なら、建設にまつわるステップを飛ばして迅速に導入、運用が開始できる

    高密度なコンテナ型データセンター

 Sun Modular Datacenterのもうひとつの特長が、実装密度の高さである。「Sun Modular Datacenter S20の場合では、約15m2の設置面積に最大で1Uサーバ280台を実装できます。通常のデータセンターであれば、280台のサーバを収容するには120m2が必要とされています」。

 つまり、通常の8分の1という小面積にサーバやストレージを集積可能なのだ。

 Sun Modular DatacenterにはS20とD20という2種類のモデルがあるが、いずれも20フィートの輸送用コンテナの規格に合わせて作られており、外形寸法は長さ6.06m、幅2.44m、高さ2.59mである。前述のS20の場合、40RUのラック8台を搭載しており、管理用やネットワーク機器用に予約されているラックスペースを除いて、208Uのサーバ、ストレージが搭載できる。

 サーバをラックにフル実装する場合、給電能力がネックとなる場合があるが、Sun Modular Datacenterは給電能力も高い。1ラックあたり12.5kW〜25kWの電力供給が可能だ。

 Sun Modular Datacenterのほかにないユニークな特長のひとつに、データセンターを段階的に増設することができることが挙げられる。「通常のデータセンターでは、多くのサーバを格納するための空間をあらかじめ用意し、電源設備や空調なども、建物の構造上実際には使わない時期から整備しておく必要がある場合がほとんどです。Sun Modular Datacenterなら、必要になった都度、必要なだけ段階的に増設していくことが可能ですからきわめて経済的です」。

一般のデータセンターであれば120m2の面積が必要なところ、約15m2で設置できてしまう

    高効率の冷却システムを搭載、CO2排出量の削減にも寄与

 Sun Modular Datacenterは冷却水を用いる水冷システムを搭載し、冷却のための空調設備は不要である。サーバの熱排気を、サーバーの排気口のすぐそばで水冷ラジエータでただちに冷却するシステムを備え、高密度と高冷却効率を両立させている。この効率の高い水冷システムを利用することで、冷却に必要な電力消費も通常のデータセンターに比べて大きく節減している。

 「冷却効率が良いことは、電気料金を節減できるだけでなく、CO2排出量の削減効果もあり、結果として地球環境の改善にも貢献しているのです」。

 同社による試算では、通常のデータセンターとSun Modular Datacenterを比較すると、同等の処理を行う場合の消費電力、電力料金、CO2排出量のそれぞれを16.4%削減できる見込みだ。

    地方拠点へもコンテナとして輸送可能

 Sun Modular Datacenterのきわめてユニークな特色が、輸送可能なデータセンターであることだ。オーダーを受けてから、サン・マイクロシステムズで顧客が要件に合わせてサーバ・ストレージを実装し、そのままの状態でコンテナ船や鉄道、トレーラートラックで目的地まで移動できる。この特長は、今まで考えられなかったようなデータセンターの利用方法を企業に与えてくれる。

実際に陸路で運搬中のSun Modular Datacenter

 例えば、地方の支社や工場にデータセンターを展開する場合を考えてみよう。ディザスタ・リカバリー(災害時に備えたリスク分散)や、地方の生産拠点の情報化投資、といったニーズに素早く対応できるソリューションとして、Sun Modular Datacenterはうってつけだ。輸送可能であるという特長が最大限に発揮される。コンテナ型データセンターができあがった状態で現地まで輸送すればよいのだ。

 輸送を前提に設計されたSun Modular Datacenterは、鋼鉄製のコンテナに守られており堅牢である。精密なサーバなどを格納したラックは、コンテナ内で耐ショック・マウントにより支持されており、9Gの衝撃に耐える。実際、耐候性、耐湿・防塵性、耐震性の各種テストを実施済みである。つまり原理的には屋外設置も可能だ。ただし、日本国内の場合は、に適合させる屋内設置を推奨している。遊休の工場や、屋内駐車場などのこれまでデータセンターを設置することなど考えもできなかった場所に、最新のデータセンターが設置可能だと考えることができる。

 このように、コンテナを設置でき、適切な電力供給と冷却水供給を得られる場所であれば、原則としてどこでも設置可能な柔軟性を備えている。例えば工場跡のような場所でも、条件を満たすなら設置が可能となるのだ。

    データセンターの常識を変えるコンテナ型

 以上見てきたように、Sun Modular Datacenterは、さまざまな点で常識を塗り替える存在といえる。建物建設に比べはるかに短期間・低コストでデータセンターを調達でき、通常の8倍の密度でサーバ群を集積でき、冷却用の電力消費を40%削減、CO2排出量を16.4%削減するなど「グリーンIT」の動きに対応し、地方拠点にもコンテナとして輸送が可能である。

 クラウド時代においても競争力を保つための「攻めのIT投資」を考える企業人にとって、Sun Modular Datacenterによるプライベート・クラウドは、きわめて魅力的な選択肢といえるだろう。

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サン・マイクロシステムズ


提供:サン・マイクロシステムズ株式会社
アイティメディア営業企画
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2009年09月18日


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