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新たな課題が表面化しつつある
サーバ仮想化環境のバックアップ
日立が考える最適解とは?


サーバ仮想化の広がりにつれて、その運用における新たな課題も次第に明らかになってきた。重要な課題の1つに数えられるのがバックアップだ。ではバックアップの何が問題になるのか、その解決策として何をすることができるのだろうか。

 いま、多くの日本企業がサーバの仮想化を積極的に進めている。IT資源の効率的な利用やアプリケーションの延命など、サーバ仮想化はさまざまなメリットを実現する。しかしその一方で、性能関連や運用管理関連を中心に、さまざまな課題を生み出す。バックアップも、運用管理面での重要な課題の1つだ。

 日立製作所は、ユーザー企業のサーバ仮想化環境を効率よく運用するには、仮想化ソフトウェアと統合システム運用管理「JP1」のような運用管理ソフトの連携が有効だとしている。では、サーバ仮想化におけるバックアップは、どのように実施すればよいのだろうか?

    仮想環境のバックアップにおける課題

 日立では、サーバ仮想化環境におけるバックアップの課題がおもに3つあると分析する。

1. 複数のゲストOSのバックアップを取るための手順が複雑でコストが増大

 仮想化環境のバックアップは、利用するアプリケーションやOSによっては手順が複雑となり、制限事項も多い。また、サーバ仮想化環境では、仮想マシンはデータとOSを含めたイメージバックアップを考える人が多い。しかし、単純なイメージバックアップでは、ファイルが1つ消えただけでも、復旧のために仮想マシン全体をリストアすることになる。リストア時には仮想マシンを止める必要があり、業務の障害になる。

2. 物理環境と複数の仮想環境が混在し、統一的なバックアップ手法がとれない

 今後、複数のサーバ仮想化技術の併用が進むことが予想される。一方で物理サーバ環境を残していくこともあるだろう。するとますますバックアップ手法がばらばらになり、コントロールし切れなくなってくることが考えられる。

3. 夜間だけでバックアップが終わらない

 バックアップに時間が掛かることが問題になるケースが増えている。サーバ仮想化環境ならではの問題としては、同一のハイパーバイザ上で動作している仮想マシンのバックアッププロセスが一斉に走るために、物理サーバに大きな負荷が掛かり、その結果すべてのバックアップ作業が遅れてしまうという現象が発生しやすい。

    サーバ仮想化環境のバックアップはこう行う

 上記のような課題に対し、日立はどのような対策を推奨しているのだろうか。

 まず1に関しては、仮想マシンを視覚的に確認できる専用バックアップソフトウェアを利用することで、確実なバックアップを行うことができる。リストアの問題も、専用バックアップソフトウェアのなかにはイメージバックアップをとる際に、各ファイルの位置をビット単位で記録しておき、ファイル単位でリストアできるといった高度な機能を備えた製品が出てきている。日立が仮想化環境を踏まえて推奨しているのは「JP1/VERITAS NetBackup」および「JP1/VERITAS Backup Exec」だ。

 2に関しても、上記の2製品では、物理サーバと仮想サーバを管理画面上で同じように表示し、同様な手順でバックアップ/リストアができるようにしているため、バックアップ担当者が混乱することもない。

 3のバックアップ負荷集中の問題は非常に重要だ。バックアップとは簡単にいえば大量の一括データ転送。仮想マシンレベルで大量な処理が発生し、これが単一の物理マシン上で競合すると、互いに足をひっぱるような現象が起こりがちだ。従って、バックアップジョブをいかに、どういうタイミングで実行するかがポイントとなる。

 タイミングを決めるために役立つのが、日立の「JP1/Performance Management」(JP1/PFM)というパフォーマンス管理ツールだ。これを使って仮想マシンのバックアップを実施する際のパフォーマンスと負荷を計測し、バックアップジョブの実施時間をずらす、あるいはバックアップ対象の仮想マシンをリソースに空きのある別のハイパーバイザに移動してからバックアップを実施するなどの対策をとるべきだ。VMware環境の場合、「VMware Consolidated Backup」(VCB)のような統合バックアップ機能の利用も考慮する必要がある。

 JP1/PFMは、監視対象にエージェントソフトウェアを導入することなく、WindowsであればWMI、UNIXやLinuxであればSSHで負荷状態を監視できる。最近の機能強化で、物理と仮想の両方の側面から負荷状態を見ることができるようになった。JP1/PFMで負荷状態のトレンドを確認し、バックアップの実行タイミングをずらすことが有効だと判断したら、JP1の強みであるジョブスケジューラと バックアップソフトを連携させて、負荷分散を考慮したバックアップジョブの実行を設定すればいい。こうした方法なら、人件費も掛からずミスも減らせ、コス ト削減に寄与できる。

    バックアップソフトをどう選ぶか

 では、サーバ仮想化環境を踏まえてバックアップソフトはどう選べばよいのだろうか。大切なのは何をやりたいか、そのために何をやるか、その重要性にどこまでコストをかけるかであり、これを選択基準とすべきだ。JP1ではNetBackupとBackup Execの2つを製品化しているが、基本的には仮想化ソフトウェアに何を使うかに基づいてどちらを利用すべきかを切り分けている。

 大規模環境では、VCB(VMware Consolidated Backup)というバックアップ専用のインターフェイスが提供されており、統合バックアップに耐えるVMwareが仮想化ソフトウェアとして適している。VMwareにはNetBackupを組み合わせることを、日立では推奨している。NetBackupでは、バックアップ対象のサーバとは別に設置するバックアップサーバが、バックアップ作業を実行する仕組みになっており、本格的な運用環境に適している。

 一方、中小規模環境、インフラサーバ統合目的では、Windows Server 2008 R2導入が加速することで、Hyper-Vを導入するケースが拡大すると予想される。また、サーバ仮想化は進めたいが、そのためにバックアップサーバを用意するなどのコストが掛かるのはいやだという企業の間でも、仮想化ソフトウェアとしてHyper-Vを使うケースが増えてくると予想される。こうした環境では、バックアップソフトにBackup Execを推奨している。気軽に使え、サーバ仮想化環境の立ち上がり時期の投資を抑えられるという点で、Hyper-VとBackup Execの組み合わせは優れている。


    日立が提供する付加価値とは

 NetBackupもBackup Execも、シマンテックの製品だ。日立から買うことに何のメリットがあるのだろうか。

 日立はシマンテック製VERITAS製品をJP1ブランドとして提供する上で2つの価値を追求している。1つは確かな信頼性という面だ。ハードウェアとの組み合わせで実現する製品において、ソフトウェアの機能とハードウェアの動作確認というのは非常に重要である。これに関してはしっかりとした環境/体制のもと、厳しい製品評価で動作検証を行った上で商品提供を行っているのだ。

 もう1つはしっかりしたサポート体制である。製品評価で発生した問題への対応や、製品提供後に発生する問い合わせ/障害対応に関しても、シマンテックとの協力関係のもとでシマンテック社内に日立対応専任の技術者を置いてもらい、迅速な対応が取れるよう、しっかりとした体制を持っているのだ。

 日立は現在、仮想環境バックアップ推進キャンペーンを実施中だ。VMware、Hyper-Vに対応しながら、既存環境のバックアップも統合できるJP1 VERITAS Backup Execのライセンスを半額で提供している。ぜひ、Windows Server 2008 R2で大幅に進化したHyper-Vを導入する企業には、試していただきたいバックアップ製品だ。


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制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2009年12月23日

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