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中堅・中小企業のレプリケーション活用物語

第4話 ファイルサーバのバックアップを
いつもの半額で


「大事なシステムにお金をかけられない」「人がいなくてバックアップに手間を掛けられない」――未曾有の不況の中、バックアップについてシステム管理者の方がおっしゃることは皆同じです。これからお話しするのは、レプリケーションという技術を活用し、ユーザーの、そして自分自身の悩みを解決する4人のシステム管理者の物語です。

   

実は、バックアップしていなかったんだ……

 第1回に続き、舞台は再び河越建設。サーバ管理者の山田隆男さんがいつものように仕事をしていると、後ろから野太い声が聞こえました。


大倉
 
  オウ、山田君。元気か?  
   

 
  あ、こんにちは。健さんじゃないですか。どうしたんですか? スーツなんて着て?  
   

山田

 山田さんに声をかけたのは、建設部の大倉健さん。市内の蔵ノ町高校の建て替え工事で現場監督をしています。山田さんから見ると一回り以上年上のベテラン社員です。


大倉
 
  俺の現場の仮設事務所で使っているファイルサーバがあるだろ。去年、山田君が選んでくれたやつだ。昨日あれのハードディスクが壊れちゃってさ。  
   

 
  それはご愁傷様です……。でもバックアップは取ってあるんですよね? 不幸中の幸いというか、こういう時に日々のバックアップの有難味が分かりますよね〜って……あれ?  
   

山田

大倉
 
  ……。  
   

 
  まさか、健さん……。  
   

山田

大倉
 
  俺もバックアップは大事だと思ったんだよ。だけど、金もかかるしな……。それに、サーバなんてめったに壊れないと思うだろ?  
   

 
  え〜と……。  
   

山田

大倉
 
  ほかのパソコンに残っているデータもあるにはあったが、データの一部はどうしても戻せなかった。それで、さっきお客さんに頭を下げに行ってきたってわけさ。  
   

 
  それは大ごとだ……。だから今日は珍しくスーツ姿だったんですね……。  
   

山田

図1 仮設事務所のサーバが壊れ、データが失われてしまった

  大変なことに、大倉さんはサーバのバックアップをしていませんでした。青ざめる山田さん。大倉さんの現場では今回の施主である蔵ノ町高校に図面や工事写真を収めることになっていたのですが、その一部がなくなってしまったのです。

   

1ライセンスでもできて、サーバの追加も要らない!


大倉
 
  そこで、山田君に相談なんだが……。  
   

 
  はい。  
   

山田

大倉
 
  お客さんには同じことが起きないようにと釘を刺されている。まだ工期も半年以上残っているし、再発防止策をしっかり立てたいんだ。ただ、何せ突然の話だから、先立つものがない……。どれだけやり繰りしても15万円が限度だ。これで毎日更新されるサーバのバックアップができないだろうか。  
   

 
  そういうことだったんですか……。お話いただいてありがとうございます。  
   

山田

大倉
 
  いい案はないかい、山田君。  
   

 
  ええ……レプリケーションではどうでしょう?  
   

山田

大倉
 
  レプリケーション? 何だいそれは?  
   

 
  サーバのデータを別な場所に複製することです。このムービーを見てください。ファイルに更新がある都度バックアップを取ってくれるから、楽でいいでしょ。  
   

山田

・3分で分かる!レプリケーションムービー
http://www.ca.com/Files/Demos/as_replica_3min_227276.wmv


大倉
 
  ちょっと待った。確かにこれなら手間もかからないし、最新のバックアップも取れる。ただ便利なのは分かったが、この説明だと、レプリケーションってのはもう1台サーバがなきゃいけないんじゃないのか? さっきもいったが、うちの現場にはもうそんな金はないよ。  
   

 
  それが、実は追加のサーバなしでやる方法もあるんです。例えば健さんの現場で使っているサーバに外付けハードディスクを付けます。その上で、元のデータを外付けハードディスクに複製すれば、ホラ、これがバックアップ代わりになります。  
   

山田

図2 外付けハードディスクにレプリケーションを行う

・1ライセンスでできる!同一サーバ内での簡単バックアップ
http://www.ca.com/Files/TechnicalDocuments/asr_r125_onelicense_226548.pdf

大倉
 
  なるほど。じゃあ、買うのは外付けハードディスクと、このARCserveっていうレプリケーション用のソフトでいいんだな?  
   

 
  はい。外付けハードディスクとARCserve Replicationを1本だけ。これなら予算にもピッタリです。  
   

山田

大倉
 
  そいつは助かるな、ありがとう。……ところで、サーバが壊れた時にはどうするんだい? 俺みたいな人間でも簡単に使えればありがたいんだが。  
   

 
  外付けハードディスクをパソコンにつなげて使ってください。元々のデータがそっくり複製されているので、そのまま使えます。それに、もし設定方法か何かで分からないことがあれば手伝いますよ。実は本社のファイルサーバにも同じソフトが入っているんです。  
   

山田

大倉
 
  ありがとう、山田君。本当にありがとう。  
   

 その後、大倉さんの現場ではCA ARCserve Replicationを使ったバックアップを続けました。結局、竣工までサーバが壊れることはありませんでしたが、それでも大倉さんは真面目なバックアップが簡単にできてよかったと喜んでくれました。手間をかけるだけが真面目さではないと学んだ山田さんでした。

*この物語はフィクションです。文中で登場する登場人物や団体はすべて架空のものです。

【豆知識】 外付けハードディスクだけでなくNASにもレプリケーションできる

 大倉さんの現場では外付けハードディスクを使いましたが、ネットワーク上の共有フォルダにデータをレプリケーションすることもできます。例えば、複数台のサーバのデータを1台のNASにバックアップするといった使い方も。詳しいやり方はこちらの資料をご覧ください。

1ライセンスでできる! LAN DISK XR にシングルサーバレプリケーション(PDFファイル)
http://www.ca.com/Files/WhitePapers/asr_r125_wp_onelicense_232891.pdf

■ファイルをうっかり削除してしまった……そんなときに

 レプリケーションでは、ファイルのうっかり削除などの誤操作もすべて複製先に反映されます。そういったトラブルの際に便利なのが「共有フォルダのシャドウコピー」機能です。これはWindows Server 2003以降のWindows Serverに標準で搭載されている機能で、シャドウコピーを定期的に取っておけば、ファイル単位の復旧を簡単に行うことができます。


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