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現場のエンジニアが実際に触ってみた!
冗長化やスモールスタートなど日本のユーザーのニーズに応える

コアスイッチ「x900」シリーズ

 業種業界やその規模を問わず、ネットワークの障害が事業継続性に直接影響を及ぼすようになった現在では、ネットワーク機器の信頼性向上とともに、回線や経路、ゲートウェイなどネットワーク自体の二重化が求められるようになっている。そのようなニーズに応えるべく、アライドテレシスが投入した新コアスイッチが「SwitchBlade x908」および「CentreCOM x900シリーズ」だ。

 x900シリーズは2007年10月末から販売が行われている。アライドテレシスでは、全国各地の拠点で新製品のオペレーションを実際に体験できるハンズオンセミナーを開催している。エンジニアが実機に直に触ってみるというのは、機器選定の際にも有益なことだろう。

 今回は実際に東京本社のハンズオンセミナーを受講した2名のエンジニアの声を紹介しよう。

 高久隆氏(NTTコミュニケーションズ法人事業本部システムエンジニアリング部 NWソリューション部門第2ネットワークグループ担当課長)は、10数年来、官公庁などを中心にネットワークを構築してきたベテランエンジニアである。CentreCOMを採用した案件も手掛けたことがある。

 

 

 岡林聖矢氏(さくらインターネットサービス開発室室長)は、データセンターやサーバホスティングを行う同社において、新サービスの開発や事業化を行っている。データセンターの新サービスを手掛けているという点では、システム設計やネットワーク設計をする上で最新のネットワーク機器の動向には敏感だ。なお、今回初めてアライドテレシスの製品に触ることとなった。

 

業界標準のCLIでスムーズにオペレーションできる

 x900シリーズから搭載された新OS「AlliedWare Plus」では、ネットワークエンジニアの多くが使い慣れている業界標準のコマンドラインインターフェイス(CLI)を採用した。

高久 われわれが機器を選定する際には、SIerだけでなくお客さまもオペレーションされることを考えます。シスコシステムズの製品を使っているエンジニアは多くいますから、CLIの共通化によって新しく覚えることが少なくなるので受け入れられると思います。われわれとしても提案できる会社が広がるでしょう。

岡林 シスコライクなので、私もオペレーションにスムーズに入っていけました。同じタイプのCLIならエンジニアの育成においてもオペレーション教育が非常に短くて済みます。他社製品でもやはり同じようなコマンド体系になっていることが多いのでエンジニア間で知識も共有できるでしょう。

高久 実際に触ってみると、操作はLinuxライクだなとも感じました。Linuxのコマンドならみなさん慣れていらっしゃると思うので、使いやすくなったのではないでしょうか。学術系、研究系の方々に人気が出るかもしれないですね。

 また、OSの構成も機能ごとのモジュールを組み合わせる形に変更されている。このため、ある機能に障害が発生してもOS全体がダウンせず、ほかの機能への影響を最小限に抑えることが可能になった。

高久 OSがモジュラー型に変わり障害の影響範囲が小さくなるということは、信頼性の向上につながると思います。

ハンズオンセミナーで事前に触れることによる安心感

 アライドテレシスでは、全国の拠点でx900シリーズを体験できるハンズオンセミナーを開催している。今回は、特別に冗長化のための機能説明に絞ったセミナーだったが、2名とも満足した様子だった。

岡林 CLIがシスコライクになったと話に聞いて「ああそうか」と思っても、こういうことができるとか、できないというのは、実際に触れてみないと分からないので、ハンズオンセミナーはいいですね。

高久 社内でも検証用のマシンを用意してはいますが、最新のものをすぐに購入とはいきませんので、現場のエンジニアが実際に触れる機会はありません。特に若いエンジニアは新しいものに触りたいと思うでしょうから、こういうチャンスがあるのはいいことですね。

岡林 例えば、タブがきくとかCtrl+Fで進むとか、細かい部分まで分かったり、作業前の状態にロールバックさせることが簡単にできることに気付きました。逆に設定ファイルをeraseする際に[y/n]の確認が出ないのかと気付いたり。

 また、簡単にスタックが組めるということ、CLIの標準に合わせたということは十分体験できたので、ハンズオンセミナーを受講することで、カタログスペックを見るだけよりも安心して導入を検討できると感じました。

VCSとEPSR、2つの新機能でさらなる冗長化を実現

 x900シリーズでは、冗長化のための新機能「VCS(Virtual Chassis Stacking)」と「EPSR(Ethernet Protected Switched Ring)」が搭載された。これらの新機能により、負荷分散型冗長ネットワークを低コストで簡単に構築できるようになっている。

高久 冗長化のニーズは高いですね。フロア内のLANではあまりありませんが、基幹系のセンター設備では必須です。その意味でも、LANを冗長化するVCSの機能はあってしかるべきものでしょう。

 VCSは、複数台のスイッチをスタック接続することで仮想的に1台のスイッチとして動作させる機能だ。全スタックメンバーがアクティブとして動作しながら機器冗長や負荷分散が可能となり、スイッチをまたいだポートトランキング接続を用いることで回線冗長も実現できる。

岡林 弊社はデータセンター事業をメイン事業としていますので、お客さまのニーズに合わせてモジュールを追加したり筐体自体を追加したりということがよくあります。VCSを使えばスモールスタートして、どんどん拡張していけるエッジのスイッチとして使えそうです。スタックケーブルを使いながらどんどん増やしていく、エッジ集約スイッチという感じですね。

高久 x900シリーズでは電源の二重化もできるようですが、欲をいえばCPUの二重化も欲しいところです。しかし、VCSで二重化すれば複数の機器が仮想的に1台になって、障害が発生したら切り替わってバックアップ機が動作するのだから問題ないのかな。

 一方、EPSRはRFC 3619に規定されたリング構成ネットワークに特化したレイヤー2のループ防止・冗長化機能だ。トポロジーを限定し、各スイッチの役割をあらかじめ固定しておくことで、障害の検出と経路の切り替えがスパニングツリーよりも高速になる。また、接続できるスイッチの数に制限がないため、大規模ネットワークに適しているというものだ。

高久 設定自体は簡単にできました。これは、キャンパスLANとか工場とか、平面的にある程度広い場合に適しているでしょうね。そこにさらにVCSを組み合わせれば、さらに信頼性が上がるでしょう。

岡林 EPSRはL2のリングなので、広域での利用になるでしょうね。リングを作ってSTPやRSTPの設定をしてL2の冗長化というのはよくやるのですが、どれがマスターになってブロッキングしてフォワードがいつくるとか、そういう細かいところまで突っ込んで計算しなくても簡単に設定できると感じました。

 障害発生時の復旧についても体験できましたが早かったですね。pingパケットのサイズを64バイト、1000バイト、65500バイトと変更しながらいろいろやってみました。小さいパケットの場合は1回だけパケットロスがありましたが、インターネットでやり取りされるような大きめのパケットでは問題なく、パケットロスなしで切り替わりました。切り替わりの早さは十分体験できたと思います。

必要に応じてインターフェイスを組み合わせられる
ボックス型スイッチ

 アライドテレシスのネットワーク機器は、もともとボックスタイプのものから開発が始まっており、1つのボックスにさまざまなタイプのメディアのモジュールを自由に組み合わせて搭載できるというのが特徴だった。この特徴は、x900シリーズにも受け継がれている。

高久 ボックス型なのでミニマムコストから導入できます。SIerとしては非常に使い勝手がよいものです。x900もそのメリットが継承されていると感じました。

岡林 さまざまなインターフェイスがスロットで入るという考え方がとてもいいですね。データセンター事業では、お客さまによって1000BASEであっても、メディアがUTPだったりファイバだったり、また自社内での中継など要件によっては10GBASEだったりします。さまざまなニーズがあるので、その都度スイッチを追加していくよりも、x900シリーズ間で互換性のある「モジュール」という単位で1つの筐体の中に随時追加していけるというのはメリットです。

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  <開催概要>

  主催:アライドテレシス株式会社
  開催時期:2008年4月8日〜5月13日
  開催都市:沖縄、福岡、広島、高松、大阪、名古屋、金沢、仙台、札幌、大宮、横浜

  
詳しい会場、日程は、オフィシャルサイトでご確認ください。
  入場無料! いますぐ事前登録を!


提供:アライドテレシス株式会社
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2008年4月11日
 



アライドテレシス株式会社
x900イントロダクション
x900ネットワークソリューション
SwitchBlade x908
CentreCOM x900シリーズ

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【取材協力】




NTTコミュニケーションズ株式会社

  国際電話、長距離電話のほか、ICT(Information & Communication Technology)に関する高い技術と豊富な経験を活かし、次世代Webコミュニケーション、ブロードバンド映像コミュニケーション、モバイル・ユビキタスコミュニケーションをはじめ、「ICT Solution Partner」をスローガンに、お客さまの経営課題を解決するソリューションの提供を目指す。




さくらインターネット株式会社

  大容量・高速バックボーンと自社運営のデータセンターを所有するインターネットサービス事業者。国内有数の規模を誇るバックボーンを活かして、近年躍進を遂げているコンテンツサイトやコミュニティサイトなどを運営するインターネットプロフェッショナル企業から支持を受け、約10%のインターネットアクセスシェアを記録するなど、高品質でコストパフォーマンスの高いホスティングやハウジングサービスを提供している。



 
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